遺言の書き方:銀行預金編

相続税の相談をしていた時です。遺言の書き方の話題になりました。「A銀行残高は長女へ。B銀行残高は長男へ。」と書いてある遺言が出てきました。遺言を書いた日の後、しばらくして大きな金額がB銀行からA銀行へ移動していました。相続が発生してB銀行の残高はほとんどありません。移動後の残高の意味の遺言だったか?移動前の意味だったか?誰にも分からない謎になってしまいます。実務は移動もご本人の意思だろうと言う事になりそうですが…。

銀行の預金残高は動きますので、「全体の4分3は長男へ。4分1は長女へ」「全体から300万円は長女へ残りは長男へ」という書き方のほうが安全のようです。

遺言の書き方はこちらからhttp://www.fpstation.co.jp/souzoku/souzoku-future/1_65.html