2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

相続財産は分かち合うか?もらうか?

「分かち合う」という言葉。「もらう」という言葉。相続財産には「分かちあう」が似合うようです。「そんな悠長なことを言っているからもめるんだ!」という意見もあります。確かに奪い合うという側面もあります。ところで、あるお客様がお元気で遺言を書い…

藤田田(でん)さんの相続税が分かるのはなぜ?

日経新聞の2005年3月25日の記事を紹介します。「日本マクドナルド創業者で、2004年4月に78歳で死去した藤田田氏の課税対象となる遺産総額が約491億円だったことが北沢税務署(東京都世田谷区)の公示で分かった。遺産総額は過去6番目。公示などによると、…

中立情報提供を心がけて良かったです。

資産の安心を考える会の会員さんからお褒めの言葉を頂きました。『中立がなにより嬉しいです。知識を得るためにセミナーに行くが、後援者と称した会社の営業がうるさくてこりごりです。それに比べFPステーション・税理士法人思援のセミナーは後援者がいなく…

相続対策には事前対策と事後対策があります

生前に出来る相続対策と亡くなってから出来る相続対策があります。決定的に違うところは、「生前に出来る対策にかかる費用分に係る相続税」が安くなると言う事です。つまり相続前にかけた費用分は相続財産が減っています。一方相続発生後の対策は減っていま…

生き方遺して金メダル。映画『四日間の奇跡』

映画「四日間の奇跡」は、肉体が無くなってしまっても、人への感謝の気持ちが魂として残っているということを感じさせてくれる作品です。亡くなる寸前に自分の今の思いを伝えられることは、現実的には肉体的に見ると可能性が低いことです。しかし14歳の杏奈…

税務署の調査時の対応

相続税の税務調査のよもやま話です。コーヒー通達というのがその昔ありました。税務署の調査官がお茶はご馳走になっても構わないが、コーヒーはご馳走になってはいけないと言うものです。理由はお茶は出がらしというのがあり、訪問先の方が飲んでるついでに…

相続税の公示制度の是非

6月24日の日経新聞の記事を紹介します。「昨年4月に自宅の火災で69歳で亡くなった漫画家の横山光輝(よこやま・みつてる、本名=光照)さんの課税対象となる遺産が約11億2000万円に上ることが24日、豊島税務署(東京)の公示で分かった。主な遺産は作品の著…

相続税、物納しやすくなるの?今日のニュースより。

今日6月23日の日経新聞トップ記事は次の記事でした。「政府は相続税を現金ではなく不動産などで支払う「物納」について、納税者が利用しやすくするよう制度を改正する検討に入った。土地や株式などの相続財産が物納の対象になるかどうかわかりにくい現状を改…

あげたのか?立替えたのか?

生前、被相続人が相続人に交付した10億円が相続財産になるかどうか静岡地裁(富岡章裁判長)は被相続人から相続人に対する生前贈与と認定するとともに、相続開始前3年内の贈与にも該当しないため、相続税の課税対象財産にもならないことから相続税の納税義…

頼んで良かったと言っていただくために。

本家の御相続をお手伝いして、嫁いだ娘さんの嫁ぎ先の家に相続が発生しました。「出来る税理士・親切な税理士はいないか?」と言う事になり、我が社の事が話題になりました。娘さんとしてはでしゃばりすぐるのもと躊躇しました。ただ御主人から聞くだけで言…

400回目の記述。読者に感謝多謝。

この相続応援にも今日で400回目です。読んで下さる方がいるので続けられます。「さだまさしさんが3000回目のコンサートで、足を運んでくれる方がいたので続けてこれました。」と言われていましたが、その気持ちは良くわかります。クリック数のためだけで書い…

家の伝統を守っていくには?

庭師に小川治兵衛さんという名人がいるそうです。7代目が平安神宮庭園や、山県有朋の秋の別荘である無鄰菴(むりんあん)を作っています。その後も8代目9代目と活躍されているそうです。代々小川治兵衛と言う名前を継いでいくそうです。落語家も歌舞伎俳優も…

一期一会(いちごいちえ)と縁

国語辞典を見ますと、一期一会とは、一生に一度の機会と心得て主客とも互いに誠意を尽くすこと、と書いてありました。一生に一度という概念は相続の専門家としては響くものであります。何人の人と一生のうちに出会えるのかという質問をすると、縁を感じます…

名古屋の閉鎖性が事業承継に好影響を

名古屋に仕事で行ってきました。大阪と名古屋の違いは閉鎖性と聞きました。それが仕事には良いそうです。地元の人に、地元の会社に頼むという発想があるそうです。相続で言えば事業承継しやすいと言うことになります。伝統の企業の重み、老舗の貫禄、お客様…

貴乃花さんが取材に応じる理由は何でしょうか?

「なぜ貴乃花さんは報道人の前で、私的な事を話すのでしょうか?」相続をお手伝いしているお客様からの素朴な質問です。こう続けられました。「亡くなられた二子山親方さんも天国で辛いし、お兄さんの花田勝さんとの今後の話し合いにも不利だと思います。」…

自社株の物納とその後の買い取り

相続が発生しますと処分がし難い自社株が話題になります。価値はありますが手放すと自分の会社では無くなります。かといって相続税を払う原資にしたいのも事実です。最近は自社株を物納して、自分の会社で、その株を買い取る事も増えました。これを金庫株と…

税務調査準備の仕事で感じる事です。

相続税の申告をする時に、税務調査対策としてお客様と打ち合わせします。税務調査の重点は預貯金です。可処分所得の行方と預貯金引き出しの行方をねらって見にきます。この時、辛い事はお客様が事前に正直に言ってくれない時です。お気持ちは分かります。た…

遺言はゆったりとしてせっかちで

遺言のお手伝いをしています。緊張する事は残された時間が無い場合があると言う事です。ただそれは誰にも予想がつきません。御本人はもとより誰にもわかりません。後で後悔しないために少しせっかちで行きたいです。ただし御本人には普通な態度でゆったりと…

亡くなる前四日間で何を感じ何を伝えられるか?

映画「四日間の奇跡」を見ました。原作は第1回『このミステリーがすごい!』(宝島社)大賞に輝いた浅倉卓弥さんのデビュー作。大賞選考の評論家に「出会えたことを感謝したくなる傑作」と言わしめたこの作品。監督は『半落ち』で日本アカデミー賞最優秀作品…

間違った報道で誤解をされないために。二子山親方相続関係で。

二子山親方の相続では、花田勝さん(34)=元三代目横綱若乃花=、貴乃花親方、が連日テレビや新聞・雑誌の記事で話題になっています。相続の専門家だけに質問が来ています。聞きましてインターネットで記事を見てびっくりすものがあります。誤解されない…

スケジュールに余裕を持って遺産分割

「相続税の申告書提出寸前に計算書が来て、『すぐに遺産分割して下さい。』と言われました。8ヶ月も前からこの顧問の先生に頼んでいるのにどんな心境なんでしょうか?」と相続税申告書見直しサービスをお手伝いしているお客様に言われました。個別の事情は…

行方不明の年寄名跡は今後どうなるのか?

サンケイスポーツによれば『13日に東京・両国国技館で行われる二子山親方の日本相撲協会葬について話し合うために同協会を訪れた貴乃花親方は、報道陣に向かって公表した。今年2月には口腔底がんで声が出なくなる中、筆談で「しっかりやれ。部屋を守れ」…

内縁の妻と相続の関係は?

「内縁の妻(戸籍上婚姻はしてないが事実上夫婦関係にある方)に相続財産が行く事はあるのですか?」という御質問です。「あります。遺言で内縁の妻に、と書いてあれば可能性があります。」「例えば全部と書いてある場合は?」「お子さんが2人の場合、遺言で…

遺言はテープでも出来るのですか?

6月7日の日刊ゲンダイの記事に『 父・二子山親方(享年55)の葬儀をめぐる兄弟ゲンカから、遺産相続をめぐる骨肉の争いへと移った兄・花田勝(34)と貴乃花親方(32)。2人の対立を大きく左右する二子山の「遺言テープ」の存在が明らかになった。その…

遺産分割協議で裁判にならないための方策は?

6月4日の産経新聞によりますと『この対立の波紋が二子山親方の財産分与にも及ぶのは確実だ。二子山親方の遺産は、旧二子山部屋と福岡の九州場所の宿舎や建物と敷地、軽井沢の別荘、二子山、山響という2つの年寄株、それに近く協会から支給される、合わせて…

喪主をめぐりもめた時の解決策

喪主が話題になっています。二子山親方の葬儀でどちらが喪主になるかの話題です。会見で貴乃花親方は、こう話し出したそうです。 「長男の花田勝氏が、『どうしても喪主は自分にやらせてほしい』といってきた。部屋の総意としては、相撲界のことを考えても、…

P&P倶楽部のお客様向けにセミナーをしました。

今日はお客様であるP&P倶楽部のメンバー様向けのセミナーを担当させていただきました。お蔭様で満員になりました。第1部は「建物を建てる時の消費税の還付」を私共の武田が、第2部は「幸せな家計、キャッシュフロー改善には秘訣があった!」を私が担当しま…

投資対象で何がもっともリターン率が高いか?

「投資対象として何がもっともリターンがあるか?」という御質問です。不動産?賃貸住宅?株式?外貨建預金?どれも疑問です。なぜなら元本さえ保証されないのですから…。借金返済は高金利ですから少しはリターンが良いでしょう。良く考えてみると、残念なが…

実に見事な駅のネーミングです。

相続の仕事関係で東急田園都市線あざみ野に行って来ました。東急沿線の駅のネーミングは素晴らしいと思います。たまプラーザ、青葉台、あざみ野、どれをとっても住みたくなるネーミングです。そこに建つ賃貸住宅もグループホームも素晴らしいネーミングが多…

相続専門の事務所をしている理由

「なぜ相続だけを専門にしている事務所はほとんどないのでしょうか?」素朴な御質問です。事業をする時に、リピートする業態がどうか?という切り口があります。相続はリピート率は15年から30年に1回ですから気が長い話になります。さらに広がりがあるかとい…