2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

相続コンサルティング。土地5分法。その3

(御質問) 土地の残し方にコツはありますか? (回答) 所有する土地を、居住用、収益用、納税用、生き甲斐用、検討用の5つに分けて考えるとよいでしょう。 検討用の土地とは、その土地をどのように利用するかを即決せず、今後検討していこうというもので…

相続コンサルティング。土地5分法。その2

(御質問) 土地の残し方にコツはありますか? (回答) 所有する土地を、居住用、収益用、納税用、生き甲斐用、検討用の5つに分けて考えるとよいでしょう。生き甲斐用とは、もうかるもうからないに関わらず、それに携わることで幸せになるための土地です。…

相続コンサルティング。土地5分法。その1

(御質問)土地の残し方にコツはありますか? (回答)所有する土地を、居住用、収益用、納税用、生き甲斐用、検討用の5つに分けて考えるとよいでしょう。土地は5つに分けて考えてみるとご自分の意思がはっきりしてくると思っています。 それは、居住用 収…

相続対策コンサルティングの実態。その3

相続が発生した時から次の相続対策コンサルティングが始まります。今回の相続は次回の相続の納税手法の選択に影響を与えます。物納は相続財産しか適用になりません。 ある土地について、お子さんが相続することを辞め、養子であるお孫さんに相続させることが…

相続対策コンサルティングの実態。その2

相続が発生した時から次の相続対策コンサルティングが始まります。遺産分割の仕方によっては次回の相続におけるもめる割合を下げることが出来ます。父のときのしこりが母の相続のときに爆発したというケースを良く聞きます。 「理由は父のときはまだ次がある…

相続対策コンサルティングの実態。その1

相続が発生した時から次の相続対策コンサルティングが始まります。今回の遺産分割協議によって次の相続の相続税が決まってきます。 遺産分割協議は、今回の相続における税務上の有利不利はもちろん 次回の相続における有利不利も重要となります。 配偶者が今…

相続中心の業務をしてきた背景。その3

相続を専門として22年が経過しました。 公認会計士・税理士として数多くある業務の中で ここに集中してきました。 その背景を3回にわたって述べます。3つ目は、相続コンサルティングの特徴である時を越えた影響です。相続は準備8割と言われます。 対策の重要…

相続中心の業務をしてきた背景。その2

相続を専門として22年が経過しました。 公認会計士・税理士として数多くある業務の中で ここに集中してきました。 その背景を3回にわたって述べます。2つめは金額の大きさによるやりがいです。 10億円、100億円、1,000億円、1兆円 個人の財産で大きな金額に…

相続中心の業務をしてきた背景。その1

相続を専門として22年が経過しました。 公認会計士・税理士として数多くある業務の中で ここに集中してきました。 その背景を3回にわたって述べます。1つ目は喜んでもらえるお客様が目の前にいることです。 専門家として技術を磨いてきますと ノウハウが蓄積…

テニスコートという土地の相続対策。その3

テニスコートから事業転換をというのも選択肢の一つです。 例えば駐車場です。 定期借地も一つです。さらに土地の面積も問題となりました。 有効利用をするにも現状把握が必要になったからです。 測量を検討しました。そして遺言です。 兄弟姉妹の間でもめる…

テニスコートという土地の相続対策。その2

相続税が大変で手放さなければなりません。 それを防ぐために、テニスコートを寄附するという対策もあります。 相続又は遺贈により財産を取得した者が、その取得した財産を相続税の申告期限までに国認定NPO法人に対し、その認定NPO法人が行う特定非営…

テニスコートという土地の相続対策。その1

テニスクラブを経営している方からの相談です。 テニス人口が減少し、フットサルコートに変えるところが出てきました。 それでもテニスコートの経営を続けていましたが、相続税対策上どうか?という相談です。テニス人口が減少しているのは、ホテルに行くと…

経済産業省の2008年度税制改正要望。その3

経済産業省は2007年8月24日、「2008年度税制改正に関する経済産業省意見」を公表し、 (1)中小企業を中核とした生産性向上・成長の底上げ、 (2)地域経済の活力維持や雇用確保を図る中小企業の活性化、 (3)地球環境保全と経済成長の両立に向けた環境…

経済産業省の2008年度税制改正要望。その2

経済産業省は2007年8月24日、「2008年度税制改正に関する経済産業省意見」を公表し、 (1)中小企業を中核とした生産性向上・成長の底上げ、 (2)地域経済の活力維持や雇用確保を図る中小企業の活性化、 (3)地球環境保全と経済成長の両立に向けた環境…

経済産業省の2008年度税制改正要望。その1

経済産業省は2007年8月24日、「2008年度税制改正に関する経済産業省意見」を公表し、 (1)中小企業を中核とした生産性向上・成長の底上げ、 (2)地域経済の活力維持や雇用確保を図る中小企業の活性化、 (3)地球環境保全と経済成長の両立に向けた環境…

相続税の間違いを直す。その3

税額是正手続については、税務署側で行なうものと納税者側で行なうものとがあります。原則的には、計算誤り等による過大申告をしてしまった場合に申告期限から1年を過ぎてしまうと、納税者の側からは何も是正手続を行えないということになります。よって申…

相続税の間違いを直す。その2

(御質問) 相続税が戻ってきたという人がいます。どうして戻ってきたのでしょうか? (回答) 実務上はよくあることですが、ほとんどは土地の評価額を見直したことによって当初の課税価格より低くなり、その分納めるべき相続税が安くなった場合です。 相続税に…

相続税の間違いを直す。その1

(御質問) 相続税が戻ってきたという人がいます。どうして戻ってきたのでしょうか? (回答) 実務上はよくあることですが、ほとんどは土地の評価額を見直したことによって当初の課税価格より低くなり、その分納めるべき相続税が安くなった場合です。たとえ税理…

損失への対策。その3

資産家が大きな損失を負うときは、どんな時でしょうか?事業損失です。 自分で起こしたビジネスの業績悪化です。 資産家の信用は、その方の起こしたビジネスの信用に基づくものが多いようです。 新聞報道されるぐらいの会社のイメージダウンがあった場合、 …

損失への対策。その2

資産家が大きな損失を負うときは、どんな時でしょうか?投資損失です。 株式へ投資した。 デリバティブへ投資した。 不動産に投資した。 その結果損が生じ 売却した結果、譲渡損失が発生する場合です。税法は譲渡損を一定範囲の他の譲渡益と通算できる程度の…

損失への対策。その1

資産家が大きな損失を負うときは、どんな時でしょうか?まずは地震です。阪神・淡路大震災の事例を見ると分ります。 損をした人はビル所有者、建物所有者でした。 借入金がある人は、稼ぐ建物はなくなり、返済が必要な借入金が残りました。 もう一度建てると…

養子縁組の実務上の問題点。その3

(御質問) 孫と養子縁組をすると節税になるというのは本当でしょうか(回答) 確かに孫を養子縁組すると節税になる場合があります。ただしその条件として、養子縁組することに対して節税以外の目的・理由がなくてはいけません。2つ目のポイントは法律上の遺留分…

養子縁組の実務上の問題点。その2

(御質問) 孫と養子縁組をすると節税になるというのは本当でしょうか(回答) 確かに孫を養子縁組すると節税になる場合があります。ただしその条件として、養子縁組することに対して節税以外の目的・理由がなくてはいけません。1つ目の問題点は税務上認められな…

養子縁組の実務上の問題点。その1

(御質問) 孫と養子縁組をすると節税になるというのは本当でしょうか(回答) 確かに孫を養子縁組すると節税になる場合があります。ただしその条件として、養子縁組することに対して節税以外の目的・理由がなくてはいけません。孫を養子縁組することで遺産相続…

税理士さんからの依頼。その3

知り合いの税理士さんから、相続案件の依頼が良く来ます。 三つめのケースは、後継者育成です。 息子さんの税理士としての腕を鍛えるために 相続税専門家集団の仕事に触れさせようとする依頼です。「息子に仕事の進め方を分らせようと…相続税申告書作成業務…

税理士さんからの依頼。その2

知り合いの税理士さんから、相続案件の依頼が良く来ます。 二つ目のケースは技術的な問題です。 複雑な土地の評価があり、正直に言えばどちらかを選択するか微妙な場合です。 安全を期して高い評価をすれば、お客様に失礼ですし、さらに、今は他の税理士に見…

税理士さんからの依頼。その1

知り合いの税理士さんから、相続案件の依頼が良く来ます。 一つ目のケースは、人的な問題です。 先生が監督者で相続税申告書は進められるが、実際の担当者になれる人が居ない場合です。毎月の決算だけでも仕事量が多く、不意に来た相続税申告書の作成が出来…

父親としての準備。まとめ。その3

相続のときに妻や子供たちが争わないよう生前から準備しておきましょう。生前から一人ひとりに平等に愛情を注ぎ、父親として相続人たちが争うような火ダネをつくらない配慮が重要となります。相続財産にはどんなものがあるかをおさえておきましょう。 プラス…

父親としての準備。分割協議でもめない場合。その2

相続対策の御質問です。「相続前に父親として何を準備しておけばよいでしょうか?」 こんなケースがありました。ある開業医の父親には2人の息子がいました。自分の死後を考えたとき、後継者である長男には、病院施設、患者、家屋などを相続させることができ…

父親としての準備。分割協議でもめる場合。その1

相続対策の御質問です。「相続前に父親として何を準備しておけばよいでしょうか?」 縁起でもないとお叱りを受けそうですが、しばし自分が天国に行った後のことを考えてみてください。その時、いちばんつらいのは、残してきた妻や子供たちが互いに争っている…