2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

海外にある相続財産の調査。その2

近年の経済の国際化に伴って、相続人が海外にある相続財産を把握することが難しい場合があります。 国税庁によれば、相続税調査の実施に当たっては、海外資産の把握に努めており、特に、資料情報や相続人・被相続人の居住形態等から海外資産の相続が想定され…

海外にある相続財産の調査。その1

近年の経済の国際化に伴って、相続人が海外にある相続財産を把握することが難しい場合があります。 去る2008年11月に亡くなった有名ジャーナリストの遺族が、国税局の税務調査を受け、申告漏れを指摘されて修正申告したという報道が7月7日になされました。 …

ハンガリーで「ポテチ税」導入

ハンガリー議会は、7月11日肥満防止のため通称「ポテトチップス税」の導入を賛成多数で可決しました。9月から施行されます。ポテトチップスや菓子、アイスクリームなどの砂糖や塩分が大量に含まれる食品や飲料を対象に5〜20%の税金を課すとしています。 ハ…

敷引特約、最高裁が有効判決。その2

最高裁で3月に「敷引特約は有効」と初判断となった判決でポイントとなった部分をお伝えします。 ・ 賃貸借契約書には、契約締結から明け渡しまでの経過年数に応じた額を敷金から控除して返還する条項がある。 →賃借人は、契約書に明示されている場合には、敷…

敷引特約、最高裁が有効判決。その1

関西地方などを中心に賃貸住宅の貸主が、賃貸借契約で、借主が退去する際に、敷金から一定金額を引く「敷引特約」の有効性が争われた訴訟の上告審で、最高裁は、7月12日「敷引特約は有効」と判断して、差し引かれた敷金の一部の返還を求めた借主側敗訴の判…

H22.10〜12の裁決事例、公表。その3

相続税法に関する国税不服審判所の裁決が公表されました。原処分庁は、一時入居金のうち定額償却部分は、生活保持義務の履行のための前払金的性格を有し、本件配偶者は、その履行に係る役務提供を受けていない部分について返還義務がある旨主張しました。 し…

H22.10〜12の裁決事例、公表。その2

相続税法に関する国税不服審判所の裁決が公表されました。この事案は、 (1)審査請求人が、被相続人の配偶者が介護付有料老人ホームへ入居する際に被相続人が支払った入居金は、被相続人からの配偶者に対する相続開始前3年以内の贈与であるとして相続税の課税…

H22.10〜12の裁決事例、公表。その1

国税不服審判所は「公表裁決事例要旨」及び「公表裁決事例」に、平成22年10月から12月までの16事例をそれぞれ追加し、HPにて公開しました。相続税法関係では「被相続人が配偶者のために負担した介護付有料老人ホームの入居金は、相続税法第21条の3第1項…

平成23年分路線価の発表。その3

相続税や贈与税の算定基準となる平成23年分の路線価が7月1日に発表されました。今回の路線価は、東日本大震災の影響は加味されていません。津波の被害にあった東北沿岸部や、液状化現象の被害を受けた千葉県の一部などの路線価については、今後、被災地の調…

平成23年分路線価の発表。その2

相続税や贈与税の算定基準となる平成23年分の路線価が7月1日に発表されました。 全国36万地点の標準宅地の対前年変動率の平均は、すべての都道府県で下落しており、3年連続の下落となっています。都道府県別にみると、東京都でマイナス2.0%、大阪府でマ…

平成23年分路線価の発表。その1

相続税や贈与税の算定基準となる平成23年分の路線価が7月1日に発表されました。 路線価は、主要な道路に面した土地1平方メートル当たりの標準価格で、平成23年1月1日から12月31日の1年間に相続や贈与で土地を取得した場合、今回の路線価に基づいて税金の額…

遺留分減殺請求により土地を取得した場合の不動産取得税の非課税について

遺留分を侵害された相続人が価額の弁償として、相続財産以外の土地を代物弁済として取得した場合の不動産取得税の課税について判決がありました。不動産取得税は、「相続、包括遺贈及び被相続人が相続人に対してなされた遺贈による不動産の取得を非課税」と…

東日本震災に伴う相続放棄の特例

相続人は、相続放棄を行うときは、相続の開始があったことを知った時から3ヶ月以内に相続の単純承認若しくは限定承認又は相続放棄をしなければならないこととされております。限定承認や相続放棄をしないまま3ヶ月が経過した場合には単純承認をしたことと…

相続税脱税最高額28億円に実刑判決

不動産業を営んでいた父親の相続財産約60億円を自宅のガレージに隠して、相続税で過去最高の約29億5千万円を脱税したとして大阪地裁が、懲役2年6月、罰金5億円の判決を言い渡す判決が出ました。(被告側は控訴する方針) 脱税額もさることながら、自宅に60億…

震災特例法による特定土地等の評価の特例。その2

震災特例法による特定土地等の「震災後を基準とした価額」の計算方法の概要が発表されました。<倍率地域の場合>特定土地等が倍率地域にある場合の「震災後を基準とした価額」については、平成23年分の評価倍率(評価時点:1月1日)に調整率を乗じて計算…

震災特例法による特定土地等の評価の特例。その1

平成23年7月1日、国税庁より平成23年路線価が発表されました。 同時に震災特例法による特定土地等の「震災後を基準とした価額」の計算方法の概要も発表されました。特定土地等の「震災後を基準とした価額」については、震災による地価下落を反映した「調整率…

社会保障と税の一体改革、続報。

政府・与党社会保障改革検討本部は平成23年6月30日、社会保障・税一体改革成案を決定しました。相続税、贈与税などの資産課税に関する記述は以下のとおりです。 「資産再分配機能を回復し、格差の固定化を防止する観点から、相続税の課税ベース、税率構造を…

だから会社は面白い。その3

多くの経営者である資産家のお客様と話していて、 業績の良い方は、最後に同じ言葉を使われます。日本で伸びそうなマーケットは 特殊部品メーカー。介護施設。農業技術供与。 日本で難しいマーケットは 電化製品メーカー。幼児教育。プラント技術供与。英国…

だから会社は面白い。その2

多くの経営者である資産家のお客様と話していて、 業績の良い方は、最後に同じ言葉を使われます。減ると良いもの。 固定費÷限界利益。脂肪量÷体重。 増えると良いもの。 経常利益÷限界利益。筋肉量÷体重。会社で出来ること。 限界利益を上げる。 固定費のコ…

だから会社は面白い。その1

多くの経営者である資産家のお客様と話していて、 業績の良い方は、最後に同じ言葉を使われます。会社は定義すると意思決定が速くなる。 するとアイデアが湧いてくる。 マーケティングでお客様のニーズが分かる。 結果売上が上がる。 イノベーションを意識し…