一人の相続人として、母の言葉を思い出します。

今日は母の25回目の命日です。手術室に入る前に、駆けつけた私の手を握り、「お父さんをよろしく頼むね。兄弟仲良くね。」と言いました。それが、私が聞いた母の最後の言葉でした。それが遺言となりました。人間ですから、私の家族も、いさかいもします、仲良くもします。ただ没後も母の言葉は私の心の中に響き続けています。「相続とは相(すがた)を続けること」という言葉が響いてきます。相続税の専門家になった後も、この言葉が重く響いてきます。