被相続人の声が聞こえるような気がするときがあります。

「わたしのこと忘れないでね。ときどきでいいから思い出して。そして、耳をすませてみて。そうしたら、きっとわたしの声が聞こえるはずよ。」『市川拓司作。おぼえていてね。より』映画「いま、会いにゆきます」のエンディングに紹介される絵本です。母から小さな息子に贈る絵本です。
相続の仕事をしていますと、この声が聞こえたような気がするときがあります。目を閉じて、仏壇の前で、耳を澄ますときがあります。「わたしはどうしたら一番良いのでしょうか?教えて下さい。」相続税の専門家として自分の力量を超えた事案に会ったとき、お願いすることにしてます。信用が重要な仕事なので、このことは現実に生きている世界では、言わないようにしています。今日「いま、会いにゆきます」の2回目を見たものですから、感動の余韻で筆が滑りました。ごめんなさい。
記:天野隆。243。