ものの考え方の3原則その3。根元で見よ

長男さんが御両親の面倒を精一杯見てきました。同居と言うのは、言うに言えない事が多いものです。頑張ってきました。奥様も苦労されたようです。こちらは本家相続の準備で遺言をされていました。ところがです。遺言に載っていない財産が出てきて、少なくともそれについては遺産分割協議が必要です。長男さんは集まった兄弟姉妹に頭を下げました。そのお蔭でもめずに分割協議はすすみました。全てが終わって長男さんが言われました。「天野さん、おやじの、『本家を継いていくには、頭を下げろ』という声が聞こえた気がしました。相続の根元は『資産をお預かりしている』という事でしょうね。相(すがた)を続けて行くのが相続だと最初に聞いていて良かったです。」素晴らしい実践者に頭が下がりました。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:天野隆。252。