遺言の留意点。その2

(質問)
もめないコツとして遺言と聞きましたが、留意点は何でしょうか?


(回答)
遺言を残すときには、財産の分割を考えるだけではなく、分割後の相続税納付のことも合わせて考えるようにしましょう。

遺言を書くときに気をつけるべきことがあります。たとえば、妻に預貯金、長男に土地、建物、次男に生命保険を残すという遺言をしたとしましょう。相続発生してよく見る遺言です。

これを税金の面から考えると、長男の負担が極端に大きくなります。払えないことがありました。さらには相続後のキャッシュフローに重大な影を落とした事例もあります。遺言作成時に作成を援助した方が見落としていたようです。土地の評価が他の財産より大きいからです。

ではどうすればよかったでしょうか?税金をどこから出すかを考えたうえで、遺言をする必要があります。財産を単に分けるのが遺言ではありません。その後の資金繰りを意識した遺言が重要となります。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:天野隆。1223。
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
相続準備の応援メールマガジン「知って得する相続相豆知識」はこちららから:ホームページ「あなたの相続お悩み解決サイト」はこちらから
相続のメール無料相談はこちらから