相続にかかわる費用。その2

(御質問)
相続全体でどのような費用がかかるのでしょうか?


(回答)
相続時の支出は、相続税、税理士報酬、登記費用などです。ケースバイケースでどのような費用がどのくらいかかるかは違ってきます。

こんなケースがありました。ご主人がなくなったある主婦が、登記費用を支払うときになって、その金額の多さに驚き、知り合いの会計事務所にクレームをつけたというのです。たしかに登記費用は不動産をたくさん所持していると、何百万単位の金額がかかります。ですが、登記費用はもともと支払わなければならない金額ですし、会計事務所には関係ないので、文句を言われる筋合いはないとも言えるかもしれません。

しかし、依頼人の立場に立って冷静に考えてみると、むずかしいと言われる相続を初めて経験しているわけで、さまざまな手続きをし、どのくらいの出費がかかるのかもわからない不安な状況にあったわけです。ストレスを毎日受け続けているなかで、突然、多額の登記費用がかかることを知らされ、爆発してしまったのでしょう。

ですから事前にある程度、相続のスケジュールと、その時々で発生する支払金額についてお知らせし、依頼人に準備態勢を整えてもらえば、こうしたクレームはさけられるのです。依頼人は不安な相続のすべてを会計事務所にまかせているのですから、相続に関することはできる限りアドバイスできることが好ましいと思っています。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:天野隆。1245。
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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