親の相続2つのポイント。増税内容と影響と対応策。その2。

平成25年度税制改正大綱が発表され相続税の改正が決まりました。今回は相続税が対象の方にとってまず改正の前に重要な事は何か?改正の内容は?影響は?そしてどう動いたら良いかの対応策は?について述べたいと思います。

遺産分割は相続発生後相続人の間で話し合いにより決定されます。家族が争う「争族」と
爽やかな決着の「爽族」があります。争わない方が良いというのは全員が知っているのになぜもめることが多いのでしょうか?それは準備なしに相続が発生したことに起因しているようです。

「爽族」になるための準備は次の3つのような気がしています。
(1) 両親から取材
(2) 相続遺産分割事例を学ぶこと
(3) 兄弟姉妹への気配り実行

(1) は両親から認知性になった場合の事、介護施設の事、終末治療の事、等を取材されることをお勧めします。その結果、葬儀の事、エンディングノートの事、遺言の事と発展することが多いようです。直接遺言には行かないのが通常です。ステップがありそうです。
(2) は「争族」のケースを学ぶ事だと思います。なぜもめるか?もめた結果何が残るか?双方の主張はどういうものか?わが家には、当てはまるか?わが税理士法人レガシィが開催している御遺族サポートフェアに来られ、相続を学ばれた方の感想で一番多いのは、「悪いケースを聞いておくと自分に事が起きた時、冷静に考えられるので有難い」というものでした。事例を学ぶのは効果がありそうです。
は学んだ後の気配りです。本家の長男は、分家の方が法事で来られたときに交通費や手土産で気を使われるようになったと聞きました。分家の次男さんは、地方出張の折は、空港で必ず同居長男のお嫁さんに、地方名産を宅急便で贈るようになったと聞きました。気配りは相続時の話し合いに大いに影響を与えるようです。


天野隆

記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:天野隆。2559


(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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