相続のおける母の役割。その1

(御質問)
相続の遺産分割において、子供同士がもめないために、母親として心得ておきたいこととはなんですか?


(回答)
難しい問題です。一般的に言えば、子供のそれぞれの立場に過度に肩入れし過ぎないほうが良いでしょう。また、一人の子供のところで別の子供の悪口を言ったり、誉めたりするのも、争いの火種になりやすいことも事実です。父親が亡くなり、子供同士が遺産分割をめぐって争いはじめたときに、母親の態度によって、争いに火をつける場合と、争いを収める場合があります。

火をつける最初のケースは、それぞれの子供の立場に同情しすぎることです。
たとえば、同居の長男には、「あなたは同居で頑張っています。他の兄弟姉妹より取り分が多いのは当然です」と言います。一方で同居していない長女には、「長男は同居しているから多くとると主張する気持ちはわかるけれど、あなただって同じ子供に変わらないし、私の一番の話し相手なんだから、多く取る権利はあるわよ」と言うような場合です。

母親にこのような言葉をかけられれば、子供たちはそれぞれ強い味方を得たような気持ちになり、自分の意見を強く主張します。これではまとまる話もまとまらなくなってしまいます。

冷静な話し合いが出来るには、母親の冷静な対応が重要となります。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:天野隆。1186。
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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