税制審議注目を浴びる。その3

長いこと税制の専門家として仕事をしてきました。今年ほど税制が国会で話題になった年は無いと思います。通常の年は、12月の与党税制改正大綱が注目を浴びます。ここで決まったことは修正なしに国会を通るのが通例でした。根拠は与党が過半数議席を保持したいたからです。3月末には、ほんの数行で、「税制改正関連法案が国会で可決されました。」と言う記事が掲載されるのが通常でした。

今年は違います。ねじれ国会と言われます。参院与党と衆議院与党がちがいます。国会で税制審議がこれほどなされるのは、むしろ国民の生活を考えますと当然なのかもしれません。国民の生活に係る税制に関する法律に対して、与党と野党が国民の前で議論されるのは当然のことなのかもしれません。どこを減税、どこを増税、というところが明確になっています。

さらに今年だけでなく、仮に与党が過半数を両院で占めていたとしても、堂々と国会の場で税制を議論すると言うのは、国民にとって好ましいことのような気がします。その主張が選挙時のマニフェストに反映され、政党間の主張の違いが明確になると、税制も発展していくのではないかと思います。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:天野隆。1383。
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
相続準備の応援メールマガジン「知って得する相続相豆知識」はこちららから:ホームページ「あなたの相続お悩み解決サイト」はこちらから
相続のメール無料相談はこちらから