2008年株主総会が終わって。その3

今年の株主総会で話題になったのがアデランスです。産経新聞2008年6月30日は以下のように報じました。
「アデランスは取締役として、前回の株主総会で否決された現経営陣3人を再任、同社の取締役は早川氏を含めると計4人になる予定だ。一方、社外取締役としては、スティールからの1人を含め3人を提案。臨時株主総会で承認されれば、社外取締役は計5人となり、会社側の取締役の人数を上回る。スティール側は、「今回の再任否決は、日本では、もはや株主を無視することができなくなったことを明確に示唆している」とのコメントを発表。昨年は株主提案がすべて否決されるなど、連戦連敗の中、社外取締役の送りこみに成功し、勝利宣言を出した格好だ。」
公開した会社が、個人株主を尊重する理由が分かります。所属アーティストのコンサートを株主総会で実施する会社、株主優待券を魅力的にしそれを楽しみに個人株主を歓迎する会社、アメリカのウォルトディズニー社が株主総会用にミッキーマウスによる事業報告をして子供株主を増やした事例、いずれも会社の短期的な利益や業績に左右されない株主を歓迎する風潮です。それが加速するのかもしれません。さらに非公開化に向かう会社も多くなるかもしれません。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:天野隆。1459。
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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