美術品と相続。その1

(質問)美術品のコレクターが亡くなるとどうなるのでしょうか?
(回答)個人所有なら相続財産です。多くのコレクターは、維持管理の都合上、財団が美術品を所有していることが多く見受けられます。となると相続財産ではありません。

ポーラ化粧品の鈴木常司さんのケースから見てみましょう。

コレクターで有名な鈴木常司さんに関して信頼できる正確な記事がない模様です。
いくつかの記事から推測すると次のようになります。
「化粧品訪問販売の大手、ポーラ化粧品本舗(本社・東京都品川区)の2代目オーナー、鈴木常司会長(当時)は2000年11月、自宅マンションの火災が原因で死去。鈴木会長は遺書を残していなかった模様。鈴木常司・千寿夫妻には子供はいない。甥(姉夫妻の子供)の鈴木郷史が1996年6月ポーラ化成工業社長、2000年1月ポーラ化粧品本舗社長(兼務)に就任していた。鈴木常司さんは「美と健康」をテーマに日本で初めて化粧品の研究所を作り、年商1,700億円を越える企業に成長させた。1954年から約42年間社長を務めた後、1996年に会長に就任、2000年11月に70歳で死亡した。遺産の内訳は、同社やグループ会社の株券や絵画を中心とした美術品がその中核であった。」


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:天野隆。1532。
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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