ソーラーパネルの設置。その3

ソーラーパネルを設置したことによる税務上の特典は、税額控除と特別償却のいずれかを受けることが出来ます。
・税額控除(基準取得価額の7%相当額)
・初年度100%償却が可能(平成24年3月31日までの取得に限る)

ただし、注意点があり、余った電気を電力会社に売却した収入は、会社員であれば雑所得、アパートやマンションの屋根に設置した場合には、不動産所得の雑収入となりますが、上記の税務上の特典を受けられるのは、個人事業者か法人に限定されているため個人であれば事業所得からは適用できますが、不動産所得からは適用できません。

この税制は、平成4年に工場などの省エネ促進を想定されて施行されており、昨今の節電の流れを受けたソーラーパネルの設置に限定して出来たものではないため、その当時は、不動産所得者まで適用範囲を広げることは想定されていなかったのでしょう。

戸建よりも屋根の広いアパートやマンションに設置した方が、より多くのパネルを敷設出来て発電量が大きくなるため、幅広く普及するには、コストの問題だけでなく、不動産所得からも適用出来るようにするなどの税制改正の後押しも必要かもしれません。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:税理士法人レガシィ 杉澤桜 2200
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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