タンス株の相続。その1

2009年に株券の電子化が行われましたが、手続きを何もしていない株券は無効となってしまったのでしょうか。
かつては、上場株式を購入するとその証として株券が紙で発行され、個人投資家はその株券を金庫やタンスに保管していました(いわゆる「タンス株」です)。その株券の発行が、2009年にすべて廃止され、株主の管理は証券保管振替機構及び証券会社等に開設された口座で電子的に行うこととなりました。
 電子化前の2008年3月末、国内の株券約3802億株のうち、個人投資家タンス株は約130億株(未預託率3.4%)あるといわれていました。
 さて、電子化となっても手続きを何もしていない株の権利ですが、株券自体は無効となりますが、発行企業が株主名簿にしたがって、信託銀行に「特別口座」を開設し保全することとなっていますので、相続財産のうちにもしタンス株があっても慌てることはありません。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:税理士法人レガシィ 風岡範哉。2201
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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