関税136億円脱税。その3

豚肉販売業を経営している個人事業者が、行った関税の脱税の手口は、ペーパー会社名義で、デンマークやカナダ産の安い豚肉(1キロ300円〜400円)を台湾の貿易商社を経由したように偽装し、嘘の価格(1キロ546円)で申告していました。

2010年の1年間に2700回に渡って税関に提出する手口で差額として生じる関税136億円を免れたとされており、関税の脱税額としては過去最高額です。
また、2007年から2010年までで約500億円の脱税額に達するとされています。

今回の発覚も氷山の一角との見方もあり、税関も事後調査は行っていますが、輸出業者と輸入業者が口裏を合わせれば、摘発しにくい状況です。

国民の安心した生活のために食品を扱う企業や個人事業者には、コンプライアンス(法令順守)を守ってもらいたいものですが、差額関税制度の根本的な問題を見直す時期に来ているのかもしれません。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:税理士法人レガシィ 杉澤桜2380
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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