遺産分割協議時における相続人の配偶者の役割。その3

遺産分割協議を進めるときに、もめそうな場合は、基本的には全員が集まらずに話し合いを進めるのがコツです。集まると収拾が収まらないからです。さらに他の相続人を目の前にすると、言いにくいということもありますから、どう進めるかが問題となります。

そこで、全員で話し合うときのルールを決めます。それは、他の相続人、相続人の配偶者の弱点は言わないということです。商売をやっている後継者に「おまえは商売ベダではないか!」とか、同居している長男に「あんたの嫁は何だ!」などというような言葉です。お互いに言ってしまうと「何よ!」ということになりかねません。「そちらこそ!」となれば売り言葉に買い言葉となっていくでしょう。

集まるときには、財産の明細がすべて完成していないほうがいい場合もあります。あと何百万、何千万が譲れないというときに、あとこれだけ相続財産があるとか、節税もこれだけできるなどという部分を皆で分けられるからです。配偶者と一緒に聞いておくと、譲りやすいという場面も多く見てきました。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:天野隆。1158。
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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