再婚と相続。その2

再婚相手に対し、遺産目当てに結婚するのではないかと疑う人もいます。遺産を受け取るためだけの理由で、いつ介護が必要になるかわからない人と結婚して、しなくてもいいはずの苦労をしていこうと思う人は今の時代に少ないのではないかと思います。

正論はこう続けます。「一般的にはこの相続の権利が一番問題にされがちですが、ここで最も優先しなくてはならないのは結婚したいと思う当人たちの気持ちに他なりません。父親は母親に先立たれ、寂しい気持ちで生活しているはずです。その寂しさが子どもたちと同居することでは埋められなかったとしたら、再婚して残りの人生を幸せに暮らしたいと父親が思うのも当然です。子どもたちにしても自分たちのかわりに父親の寂しさを埋めてくれる人が現れたことを素直に喜ぶべきでしょう。父親が再婚を考えているときには、自分たちの遺産相続よりもまず父親の幸せを第一に考え、再婚して新しい人生をスタートさせようという父親の気持ちを快く応援してあげることが大切です。」


相続の専門家としてみていると、必ずしも、正論が言うところと現実は違っている場合もあります。確かに遺産目当ての再婚ではなかったが、お父さんにとってそれが幸せだったか?という状況はよく見られるところです。扶養の義務は遂行できたか?お手伝いさんに比べてどうだったか?もちろん幸せ感はまわりでも量りかねるところがありますから、なんとも言えぬところもありますが…。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:天野隆。1169。
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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