税理士さんからの質問に答えました。その3

(質問)
土地を評価するときに税理士として気をつけねばならないことはなんですか。


(回答)
土地の評価計算方法は複雑なうえに方法もよく変わるので、細心の注意を払って行なうようにしましょう。当社は信用金庫の顧問をさせていただいております。 信用金庫には顧客からの相続税の申告書がくるので、その検討を依頼されることがあります。そこで申告書を検討すると、かなりの確率で誤りを見つけます。そのほとんどが土地評価に関係したものです。


□ 正面路線価を間違う

路線価で土地を評価するときに誤りの多い例として、正面路線価として高いほう(奥行価格補正率使用後で高いほう)を使っていない場合があります。

これは、土地が二つの道路に面しているときには、正面路線価を決めなければなりません。これは、高い道路に面しているほうを正面路線価と決めて、加算していきますが、正面路線価の決め方が間違っているケースです。 正面路線価は奥行価格補正率、つまり奥行が長いのと短いのでは土地の評価額が違います。奥行価格補正をした後にどちらの路線が高いかを決めなければなりません。ところが、路線価図に記載されている価格だけで判断し計算してしまうと、間違いになります。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:天野隆。1182。
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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