銀座ティファニービルの売却。その1

NIKKEI NETは2007年8月26日次のように報じました。

日経新聞は2007年8月28日に次のように報じました。「米大手投資銀行ゴールドマン・サックスが米宝飾品大手のティファニーから東京都中央区の 銀座本店ビルを約370億円で取得する。敷地面積1坪(3.3?)当たりの購入額は約1億8000万円。 世界的な信用収縮で欧米中心に大型の不動産取引が冷え込んでいるが、日本の都心優良物件の 争奪戦は過熱気味な状態が続いているといえそうだ。  ティファニーは2003年、それまで入居していた銀座・中央通り沿いの本店の土地と建物を約165億円で購入。今回、入札で買い手を募ったところ国内外の投資銀行やファンドなどが 名乗りを上げ、最高額を提示したゴールドマンへの売却を決めた。ティファニーはゴールドマンと 同ビルの長期賃借契約を結び、営業を継続する。」

まず報道記事なのでその信憑性はこれからですが、話題になりそうですので、この取引に対するコメントを記します。

総額が約370億円です。坪1億8,000万円で205坪の取引です。
2003年に総額が約165億円です。坪8,000万円ですから2.25倍です。
譲渡益は205億円です。購入金額より大きな譲渡益になりそうです。


さて問題はこの路線価です。
平成19年発表があったばかりの路線価図を見ると1平方メール1,655万円ですから
坪にすると5,460万円です。
路線価が5,460万円で取引予定金額が1億8,000万円です。
通常路線価は時価の8割です。
1÷0.8だと1.25倍が標準になります。
この案件は3.3倍です。
注意してみると取引予定金額には建物が入っています。
建物を引くと路線価の何倍になっているか分ります。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:天野隆。1189。
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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