相続税法50年ぶりの大改正の影響。基礎控除と税率。その3

遺産取得課税方式への50年ぶりの大改正へ向けての検討がされています。最も改正が顕著に現れるところが基礎控除と税率です。

遺産取得者ごとに税金を計算する制度になれば、その身分によって税金が変わるのは必然なのかもしれません。ドイツ・フランスの相続税がこれに当たります。私も1999年に相続税制研究にドイツ・フランスを訪問した際、この税率と基礎控除に関心を持ってみたものでした。

以上を勘案すると
(1) 遺産分割の仕方で相続税が変わってくるので分割協議は税理士に試算を複数度依頼することが望ましくなります。
(2) 本家は多くの財産を相続するのが一般のため高い税率になるので対策が必要となります。
(3) 配偶者への恩典は存続するので大いに利用をお奨めします。ただし将来の配偶者の相続税対策を合わせて検討することが大切でしょう。
(4) 遺産分割の揉め事が増える可能性を秘めた改正なので遺言については真剣に検討する必要性が出てくるでしょう。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:天野隆。1546。
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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