マルサによる強制調査。その2

マルサによる告発が多かった脱税の手段・方法としては、不動産業、建築業及び運送業では、架空の経費を計上するものが多く見受けられました。
また、その他の手段・方法としては
・ 人材派遣業では、消費税の申告において、課税仕入に該当しない人件費を課税仕入となる外注費に科目仮装するもの
・ 飲食店小売業では、架空の仕入高及び出版・印刷関連業では、架空の経費を計上するもの
・ 架空外注費をタックスヘイブンに設立した関係法人に対して計上するとともに、海外に開設したその関係法人名義の預金に送金し、留保していたもの
・ 海外で受領した仲介手数料収入を申告から除外するとともに、当該収入を国内に持ち込むことなく、海外に開設した預金で留保していたもの
・ お亡くなりになられた方が所有していた海外の預金やコンドミニアムを、相続税の申告から除外していたものがありました。

国税庁は、国内だけでなく、海外取引を行っている者や海外資産を保有している者に対しても、積極的に調査に取り組んでいることが分かります。
明日は、脱税によって得た不正資金の隠し場所についてお伝えします。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:税理士法人レガシィ 杉澤桜2271
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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