相続税払えず、大阪府文化財指定の「渡辺邸」解体、売却へ。その3

大阪府における登録文化財所有者アンケート結果報告書(平成19年10月1日発行)に文化財所有者の声が掲載されていました。一部をご紹介すると、

・日常の保存のための維持費が高額にかかり、税金のストックまで手が回らず、挙げ句に相続の際、物納ということになりかねない。
・建物の下の固定資産税の減免だけではなく、周りの庭も含んだ敷地の税の減免もお願いしたい。
・屋敷よりも庭園(松などの植木の手入れ)の維持に年間100万円の費用をかけている。

このアンケートからは、建物の老朽化に伴い維持するための修理費用の負担だけでなく修繕の材料が手に入りにくい、修理が出来る職人が見つからないという問題点も浮き彫りにされています。

国などの買い取りには、取得費用の予算が壁となっている現状では税制面から文化財を維持管理が出来るような仕組み作りをすることが国の宝を守ることに繋がるのではないでしょうか。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:税理士法人レガシィ 杉澤桜2389
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
相続準備の応援メールマガジン「知って得する相続豆知識」はこちららから:ホームページ「あなたの相続お悩み解決サイト」はこちらから
相続のメール無料相談はこちらから