相続ともめごと。その3

税理士として、相続案件を日本一お手伝いしていると、残念ながら、もめる案件も日本一横から見ることになります。

私共の経験でこの一連の手続きを経験すると、調停はそれぞれに不利なことを言い、妥協点を探します。言われて不愉快な思いを両者がします。ここで調停成立は稀です。結局審判になります。審判とは家庭裁判所が出す判決のようなものです。法定相続分が基本となります。ここでも両者は自分の主張が全部認められませんので気分が良いものではありません。

10か月の相続税申告期限内に遺産分割が決まらないとこのように気分の悪さが両者に残ることは明らかです。私達は何とか遺産分割が決まるよう心の底で願うわけです。

遺産分割協議が不成立になると全員が損をします。決まるまでは売れない、建て替え出来ない、預金は下せない、そんな事態を見ていると胸が痛みます。弁護士さんがどちらかに入る前に、決まることを祈るばかりです。


天野隆


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:天野隆。2479
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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