財産評価基本通達の改正案。その3

財産評価基本通達について、有価証券の評価方法の改正案が2014年4月3日に告示されました。

4.受益証券発行信託証券等の評価【新設】
いわゆるETN(Exchange Traded Note)と呼ばれる株価指数や商品価格などの指標に連動する上場投資証券です。
近年ETNが増加しているものの、評価方法が明らかにされていなかったため、この度新設されました。
似たような金融商品であるETF(Exchange Traded Note:上場投資信託)と同様に、金融商品取引所で取引相場が形成されます。
したがって、上場投資信託と同様、この取引相場を基に評価することします。

5.公開途上にある株式の評価【改正】
公開途上にある株式とは、現在では、金融商品取引所が株式公開を承認した旨を対外的に公表する手続きとされています。
そこで、公開途上にある株式の定義が上記に合わせるように改正されます。
また、公開価格については、現在、入札方式とブックビルディング方式のいずれかによって決定されます。
そこで、評価方法についても入札後の公募価格から、競争入札方式とブックビルディング方式のいずれかにより決定される公簿価格に改められます。


記:資産家を応援する相続・相続税の専門家:税理士法人レガシィ 廣田勝彦 2851
(幸せなキャッシュフロープロジェクト)(もめない・もめさせない遺産相続プロジェクト)
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